今回はちょっと趣向を変えてかなりマイナーな64ゲームを紹介していきたいと思います。
その名も「64で発見!みんなでたまごっちワールド」。
たまごっちを育てましょうというパーティゲームで、マリオパーティのリスペクト作品みたいなやつです。
この一見ほのぼのした内容に見える「たまごっちワールド」ですが、実は超鬼畜な闇のゲームだったのでした。
リメイク情報としてはリメイクなし(64のみ)です。
「64で発見!みんなでたまごっちワールド」とは
みんなでたまごっちワールドとはどんなゲームなのか、という話から始めていきたいと思います。
簡単に言えばすごろくゲームです。
ターン制でサイコロを振っていき、出たマスに応じてミニゲームが発生したり、1ターンに1回たまごっちのお世話をしてポイントを貯めたりします。
最終的な勝利条件は、たまごっちをアダルトっちまで進化(ベビっち期→こどもっち期→アダルトっち)させ、アダルトっちで変身パワーを満タンにした人が勝ちというルールです。
これだけ聞くとほのぼの育成系にも思えますが、このたまごっちワールド、実は鬼畜な一面も持ち合わせています。
みんなでたまごっちワールドの鬼畜な魅力
以下ではそんな「みんなでたまごっちワールド」の鬼畜な魅力を見ていきましょう。
鬼畜ポイント1:病死するとゲームオーバー
まず、このたまごっちワールドで鬼畜かよ、と思ったポイントは、ゲームの途中でリタイアがあるという点。
このたまごっちワールドでは、たまごっちの原作を忠実に再現しているため、お世話が行き届いていないとたまごっちが病気になったりします。
これを放置するとたまごっちは死んでしまい、たまごっちを死なせてしまったプレイヤーはゲームの途中であろうともリタイアです。
ゲームオーバーしたプレイヤーはターンの終わりのミニゲーム以外参加できなくなるというシビアな世界。
死を軽んじがちな小学生が、殺人の罪の重みを知ることができるゲームです。
鬼畜ポイント2:ミニゲームでコントローラーと手のひらが破壊される
二つ目の鬼畜ポイントは、ミニゲームです。
このたまごっちワールドでは、ワンコントローラー使いまわしモードと、一人1コントローラー持ちモードが分かれていて、ワンコントローラーモードでは順番にミニゲームをプレイしてスコア順に順位がつきます。
これもけっこう斬新なポイントですが、それ以上に印象深いのは、このミニゲームのえげつなさ。
例えば、連打を20秒くらい続けさせる耐久勝負系のミニゲームとか、スティックをぐりぐり回し続けるゲームとかがあります。
特に「ドリルでGO!」というスティックぐりぐりゲームが鬼畜で、これをスティックの上に手のひらを置いてぐりぐりやると最速なのですが、これをやるともれなく手のひらとコントローラーが破壊されるというトレードオフ。
勝利のために手のひらをささげられるかどうかの判断が重要となります。
たまごっちワールドの優しさは?コントローラー1つでプレイできる点は優しいと思う
ここまでたまごっちワールドの厳しい側面ばかりに目を向けてきたのでちょっとだけ優しい点についても紹介します。
本作は、いわゆるワンコントローラー制度を採用しており、以下のどちらかを選択できるのです。
- 『それぞれモード』・・プレイヤーが各コントローラーを使って操作する
- 『1コンモード』・・1Pのコントローラーを順番に回す
これが当時ではかなり斬新で、ミニゲームとかもその場合は順番にプレイする感じになります。
確か最初の選択の時にモードを選んで後からは変えられなかった気がするので、コントローラーを持った友達の到着が遅れている!みたいな時は別ゲームでもして待っているのがおすすめです。
終わりに!リメイク情報など
当時マリオパーティが流行りだしていたころだったので、たまごっちワールドはそのウェーブに乗ろうとした作品です。
目の付け所はすごいなと思うのですが、いかんせんゲーム発売タイミングが微妙でした。
たまごっちブームが下火となっていたタイミングだったので、けっこう早い段階で1000円均一とかで売られていたゲームでもありました。
思い返してみると、マリオパーティの真似!みたいなゲームって意外と少ないですね。
需要はあると思うんですが、やっぱり開発が大変なんでしょうか。
個人的には麻雀系のパーティーゲームを作ってほしいなと思っています(願望)
ちなみにリメイク情報としましては、今のところなしです。
以上。もしよければプレイしてみてください。最初の何回かはたぶん楽しいです。
一人でコツコツ育てたい人はこちら(たまごっち本体)もどうぞ!
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