本記事ではFF6のリメイク情報と思い出について、FF6が最も好きなゲームだというジリさんに語ってもらいました!
こんにちは、ジリと申します。
今回は私の最高のワンゲームということで「ファイナルファンタジー6(FF6)」を紹介します。
ファイナルファンタジーといえば2020年に待望のリメイク版が発売されたFF7や、PS2では最高のグラフィックとドラマチックなストーリーに心を奪われるFF10が人気シリーズにあげられます。
ただ今回紹介するFF6も、FF 7,FF10に負けず劣らずの最高作品だと思っています。
みなさんにも「あーこれあったなぁ!」と懐かしみながら読んでいただければと思います。
そしてなんと、FF6は2022年2月24日にスマホ版、Steamでピクセルリマスターが発売されました!ぜひこの記事を読んであの頃の楽しさを思い出しながら再プレイしてほしいです。
アドバンス版↓
FF6とは?世界観と特徴を解説!
FF6は1994年にスクウェアから発売されたFF(ファイナルファンタジー)シリーズの第6作品です。
FF7からはプレステへ移行するため、SFC版最後の作品となります。
FF6は失われた魔法の世界
FF6の世界観は発達した機械文明からなり、街には蒸気機関や熱のパイプラインが張り巡らされ、一見魔法とは無縁の街に見えます。
ただその裏側には1,000年前に起きた「魔大戦」と呼ばれる魔法の力を巡る大きな戦争が起こったことで世界から魔法が消えた、という背景がありました。
1,000年の時を経て進化した機械文明は間接的に魔法を作り出す「魔導」という技術が発達し、実質的に魔法の力が蘇ることになりました。
強大な機械、魔導、そして魔法を巡り新たな魔大戦が引き起こされかねない世界の中で14人の登場人物に焦点を当てて、物語は進んでいきます。
FF6の特徴はオリジナルコマンドと魔石システム
14人のキャラクターそれぞれにオリジナルコマンド(独自のコマンド)が存在します。
ティナの「トランス」、セリスの「まふうけん」、ガウの「あばれる」といったキャラクターごとに特徴があり、各キャラの特性を把握しながらパーティー構成を考える必要があります。
また本作は初めから魔法を覚えているキャラは少なく、「魔石」を装備することで魔法が使えるようになります。
魔石を装備しているとレベルアップ時にステータスボーナスも得られるため、極力低レベルで物語を進めて後半のボーナス価値の高い魔石を手に入れてから一気にレベルを上げていた方もいるのではないでしょうか。
FF6は難易度低めのため、レベル上げ苦手勢でも楽しみやすい作品かと思います。
FF6の魅力と思い出。ファイナルファンタジー他シリーズとの違いは?
FF6を10回以上クリアした私が、個人的に感じる魅力や思い出を語っていきます。
最新機種では表せない表現
最近のゲームは超綺麗なグラフィックや3DCGを駆使してリアリティに繊細に描かれていて、もはやリアルかゲームか区別がつかないほどになってきました。
もちろん今のゲームもプレイするのは楽しいですけど、SFC時代のドット絵やカセットにフーッ!と息を吹きかけてソフトに差し込むのもいい思い出ですよね。
FF6はSFCというカセット容量(6MB)が少ないにも関わらずその中には四次元ポケットかと思えるほど、綺麗なグラフィックや演出が盛り込まれていました。
特にオペラ劇場でセリスが歌うシーンは、音楽とテキストだけでここまで心を震えさせる演出が出来るのかと、感動しました。
14人の主人公が紡ぐ最高の物語
FF6は主人公ポジションのキャラがおらず、全キャラ14人に着目したストーリーがあるのが、最高の魅力だと思います。
崩壊前はティナを中心としたストーリーぽい感じではありますけど、崩壊後はセリスが中心になります。
そして驚くことに、ティナは崩壊後仲間にしなくてもクリアすることができます。
魅力あふれるキャラクター達
全キャラ魅力に溢れているのですが、とくに個人的に魅力を感じたキャラクターを紹介します。
厨二病の心をくすぐるギャンブラー、セッツァー
最高にかっこいい男性キャラクターです。
誰にも縛られない自由なギャンブラーであり、空を飛ぶ(飛空挺)唯一の存在はまさに厨二病感満載です。
そんなキャラが放つセリフはイタくもあり、カッコいいですよね。
「今考えていることの逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」
すごい深い事を言ってそうに見えて、よくわからないこのセリフ。でもそれが良い。最高です。
冷酷非常な面を持ちつつ、誰よりも義理を貫くアサシン、シャドウ
見た目と名前から想像つくように彼はアサシン(暗殺者)で、金のためならなんでもしてしまう冷酷非情なキャラとして描かれています。
設定的には中々強そうに見えますけど、小学生の頃にプレイした時は独自コマンド(投げる)は微妙だし、強キャラでもなかったため、そんなに思い入れはありませんでした。
ただ社会人になって再びプレイした時には、要所で自らを犠牲として仲間を助けようとしたりアサシンとなるまてまのシャドウを知り、元々は仲間思いが人1倍強い最高のキャラクターだったことに気づきました。
特にエンディングのシャドウの行動には感極まるものがありました。シャドウ、カッコよすぎだろ・・・。
FFシリーズNo.1の純粋無垢キャラ、野生児ガウ
幼い頃に父親に捨てられ、その後獣ヶ原でモンスターと一緒に育った緑髪の少年。
小学生の頃は独自コマンド(あばれる)の技もあまり覚えず、何が強い技を出すのかわからなかったためあまり使いませんでした。
こちらも大人になってから、ガウの魅力を感じました。
おふざけが好きで仲間にもふざけるシーンがありますけど、マッシュやカイエンが怒った時は子供のように落ち込み顔色を伺うときはええ子やん、、てなりました。
また崩壊後に見れる父親との再会シーンも神イベントの1つですね。
崩壊前でもこの父親と会うことはできますけど、そのときはただのボケたジジイだと思っていました。
それが実はガウの父親だったと知り、慣れない正装をして意を決して父親に会いに行くもガウを自分の子供とは認識せずに途中で追い出される始末。
でもガウはそんな父親を見て、生きてるだけでもしあわせだと話す姿に心を打たれました。
「ガウ、ガウ、俺ガウ。またみんなと一緒に、たびをするー!」
実は被害者のケフカ
たくさん魅力あるキャラクターが多いFF6ですが、敵キャラも個性があります。
FFファンからはシリーズ史上最弱ボスとネタにされやすいケフカ。(確かに弱い)
ストーリーの中では川に毒を流し市民諸共虐殺をしたり、神になったつもりか「裁きの光」と称して反乱分子になり得る疑いのあるものは全て消滅させてしまいます。
残虐非道な行為を行うケフカですが、彼もまた帝国につくられた人造魔道士。
セリスよりもだいぶ前につくられたプロトタイプであることから、魔法を得た力と引き換えに人格が壊れたようです。
そう思うと悪い奴ではありつつも、少しだけ同情の余地も芽生えてくるのではないでしょうか。
初見で崩壊時のシャドウを助けられた人なんていたのか
魔大陸脱出時にシャドウが自ら犠牲となり仲間を逃がします。
その後飛空艇に乗る直前ギリギリまで待つとシャドウが追いついて一緒に脱出することができます。
ただしこれ、時間制限がある中戦闘をしながら脱出しようとするため、ほとんどの人が飛空艇に着いたらすぐに乗ったのではないでしょうか。
私も後からシャドウを助けられることを知り、マジかよ・・・と驚愕したのを覚えています。
攻略サイトもない当時で、初見で助けたよって人はいないんじゃないかと個人的に思っています。
本当に世界が崩壊してしまう
一般的なRPGって敵キャラが世界征服を企み、それを阻止するのがセオリーかと思いますけど、プレイ中に世界が崩壊するって中々の衝撃度合いでした。
崩壊前の世界、崩壊後の世界でストーリーはもちろんマップが大きく変わってます(ベクタは消滅し地形も変わりすぎだろってぐらい変わります)
これは本当にハンマーで頭をぶん殴られるほどの衝撃でした。
失意と絶望の淵に立たされる街の人々、そして離れ離れになった仲間達。
希望を絶やさずに奮闘しているキャラもいれば、絶望で怪しい宗教団体に入ってしまうキャラなど、各キャラの心情や思いがこれでもかってほど伝わってきました。
ダリルの墓でセッツァー再起、仲間を求めて。
個人的にff6の最高のシーンです。
私の好きな登場キャラのひとり、セッツァーがメインのストーリー。
崩壊後のセッツァーは唯一の相棒だった飛空挺が大破してしまい、心空っぽのままただ1日を過ごす日々を過ごしていました。
セリスによって再度立ち上がる決心をしたセッツァーは、かつてのライバルであり友のダリルの墓へと向かいます。
ダリルの飛空挺に乗る前の長い階段を降りながら、昔を思い出すシーン。
「羽を失っちゃあ世界最速の男になれないからな。また夢を見させてもらうぜ。ファルコンよ」
そして海の中、走りながら浮上する飛空挺、BGM「仲間を求めて」が流れる瞬間。この瞬間はもう完全に自分も仲間の一員になった気持ちで、次の場所へ行くぞ!!という気持ちになります。
ラストダンジョンは好きなパーティーで突入
ラストダンジョンは3パーティーに分かれて進みます。
1パーティー4人のため連れて行けるのは12人。
登場人物は最大14人のため、全員を仲間にしていると2人参加できなくなります。
14人のキャラクターからどう組み合わせてラスト進めるかは、何度プレイしてもめちゃめちゃ考えてしまいます。
それぞれにボスバトルもあるため、1パーティだけ強くしておけばいいというわけではないし、、でもこの組み合わせは外したくない、、あーどうしよう!!って毎回なってしまっていました。
最近のプレイでは、
A;ティナ、エドガー、ストラゴス、シャドウ
B:リルム、マッシュ、ゴゴ、セッツァー
C:セリス、ロック、モーグリ、ガウ
カイエン、ウーマロごめんね・・・。
FF6の原作とリメイク版の違い。SFC、GBA、3DSピクセルリマスター版がある
ここではSFC版とリメイク版の違いについて説明します。
リメイク一覧
FF6は今まで発売されたハードが非常に多くハード毎に細かい修正が入ってます。
ただし大きな違いで分けるとSFC版とGBA版、ピクセルリマスター版になります。
・SFC版
- -SFC
- -PS/PS3/PSP
- -3DS
- -Wii/WiiU
- -SFCミニ
・GBA版
- -GBA
・ピクセルリマスター版
- -Android/iOS
- -Steam
SFC版最新↓
スーファミミニに収録!
アドバンス版↓
原作との違い
続いては原作との違いを見ていきます。
マッシュのコマンド入力が簡単に!
マッシュの必殺技に苦戦した方は多かったのではないでしょうか。
当時小2頃に初めてプレイした私は、コマンド入力の仕方がわからず開始30分で、生まれて初めての挫折を味わうことになりました。
「必殺技 キー入力ミス!」
コマンド入力に失敗すると出るこのメッセージに何度イラついたことか。。
SFC版で苦労したコマンド入力は、GBA版では十字キーの斜め入力が改善されています。
(例)
オーラキャノン(SFC版)
↓↙︎⇦
オーラキャノン(リメイク版)
↓↓⇦ or ↓⇦⇦
だいぶ簡単になったので「絶対に入力できてたし!」というイライラは無くなりますけど、ちょっとだけ心寂しいものを感じます。
(Android/iOSではフリックで斜め入力ができるため、上記仕様からSFC版に戻っています)
バニシュデスが使えない
FF6の最強コンボ。相手にバニシュをかけてデス(デジョン)をやると、ボス含むほとんどの敵を倒せ巣ことができます。
この最強コンボは、GBA版では使えなくなっています。
恐竜狩りの時は重宝してたなぁ。。。
新しい魔石やダンジョンが追加されている
GBA版では新しい魔石が4種類と追加ダンジョンが導入されています。
FF6はヌルゲーと言われてますけど、追加ダンジョンはそれを受けてか少し難易度高めです。
レベル上げが苦手な私は、結構苦労しました。。
ピクセルリマスター版ではセリスのオペラシーンに歌唱が収録されている
ピクセルリマスター版はなんとオペラシーンに歌唱が収録されています!
SFC版のあの声っぽいサウンドも良かったですけど、どんな感じなのか気になりますね。
歌唱以外にもオペラの舞台もちょっと演出が変わっているようなので、これはもうファンは買うしかないです。
2022年2月24日にFF6ピクセルリマスターが発売
現在FC,SFCで発売されたFF1~6が順次リマスターされてスマホ等で配信されています。
そして今回ご紹介したFF6は2月24日に発売されました。
当時の雰囲気はそのままに、新しく描かれたFF6をぜひみなさんにもプレイして欲しいです。
また、やっぱり初期のSFC版がいいという方は、スーファミミニを購入してみてはいかがでしょうか。
FF6以外にもスーパーマリオワールドやマリオカート、エフゼロといった名作が21タイトルが詰め込まれています。
私もFF6を再プレイしたいがために、スーファミミニを購入しました。
この記事を読んで少しでも懐かしい頃を思い出して、ぜひプレイしてみてください。
終わり。
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