NintendoSwitchで2024年11月1日に発売のファーマギア(Farmagia)のレビューをしていきます。
農場でモンスターを育て、そのモンスターを編成してダンジョンに挑むというゲームです。
育成系とRPGをやりたいなーと思ってて、ちょうど良いのがある!と思ってやってみたのですが、予想外だった面もいくつかあり。
以下でレビューします。
『FARMAGIA(ファーマギア)』とは?
『FARMAGIA(ファーマギア)』の主要情報をまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイトル | FARMAGIA(ファーマギア) |
ジャンル | モンスターファーミングアクション |
キャラクターデザイン | 真島ヒロ |
対応機種 | Nintendo Switch™ / PlayStation®5 / Steam® |
発売日 | 2024年11月1日(Nintendo Switch™ / PlayStation®5) 2024年11月2日(Steam®) |
希望小売価格 | 通常版:6,930円(税込) コレクターズエディション:10,978円(税込) デジタルデラックスエディション:8,580円(税込) |
プレイ人数 | 1人 |
レーティング | CERO B |
『FARMAGIA(ファーマギア)』は、漫画家・真島ヒロ氏がキャラクターデザインを手掛け、株式会社マーベラスが開発・発売した完全新作のモンスターファーミングアクションゲームです。
プレイヤーはモンスター農夫「ファーマギア」となり、種からモンスターを育成し、ダンジョンでのバトルに挑みます。本作は2024年11月1日にNintendo Switch™およびPlayStation®5向けに発売され、Steam®版は11月2日にリリースされました。
本作では、プレイヤーは「ファーマギア」として、農場でモンスターの種を植え、育成・収穫し、牧場で訓練を行います。育てたモンスターの群れを率いてダンジョンに挑み、敵との相性を見極めて指示を出し、弱点を突く戦略的なバトルが特徴です。また、ダンジョン内で獲得できる「フェアリースキル」を活用し、モンスターや主人公を強化しながら最深部を目指します。
・・モンスターを農場で植えて収穫するという斬新なRPG。
『FARMAGIA(ファーマギア)』のレビュー
レビューしていきます。
キャラはめっちゃ真島ヒロ
キャラデザインなどをよく見ずに買ったのですが、作画は漫画家の真島ヒロさんだそうです。
フェアリーテイルとかRAVE(レイブ)とかの作者ですね。
キャラも性格もそれらの漫画のような感じなので、好きな人には楽しそう。全体的に精神年齢低めです。
ちなみに絵は基本顔しか動かないです。(喋る時1人ずつ出ては消えするのはちょっと違和感あるかも)
わらわらとモンスターを連れて行く様子は斬新
モンスターを連れてダンジョンに潜るというのでイメージしてたのは、3〜4体くらいを連れて行くドラクエモンスターズくらいの感じだったのですが、ファーマギアは40体でした。
4タイプのモンスターを1〜40匹ずつ選択し、合計が40以下になるようにします。
なので、パーティーは非常にわらわらしてて戦闘もごちゃごちゃしてます。
言うなればピクミンのような感じ。(シームレスで戦闘になる)
プレイヤーは攻撃できず(ただHPはプレイヤー持ち)、モンスターに指示を出して戦闘を行います。
最初はなんだこれは・・?と思ったのですが、慣れてくるとちょっとクセになる感じでした。
育成の自由度は低い
モンスターを作物のようにタネを植えて農場で育てるというスタイルも斬新なのですが、これはただの作業ゲーでした。
連れて行けるモンスターの自由度はかなり低く、初めのうちはほぼ固定、途中から一部入れ替えができるものの、ぶっちゃけどれを選んでもそんなに変わらない・・といった感じ。
農場もタネを植えて水をやるくらいで、パルワールドとかほどのクオリティはなく、それだったらなくても良くない?と思いました。
クエストをこなしたりもあるが量は少なめ
そのほかではダンジョンに潜る系のRPGあるあるとして、世界樹の迷宮のような酒場で受ける系クエストがあります。
ただ、これもストーリーに対して量が少なめ。繰り返し受けられる依頼などもあって紛らわしさがありました。
また、道具屋もありますが、武器・防具などはなく、基本お金はめっちゃ余ります。
なんというかRPGとしてのやり込みが全体的に雑な感じがあり。
(あと会話という項目があるが、押しても特に意味はない(当たり障りない会話が繰り返されるだけ)なども微妙。)
ネタバレあり。ストーリーについて
ストーリーについては、以下のように評価します。
★☆☆☆☆(1/5)
理由などは以下の通り。
敵を何度も使い回す
6人の敵の中ボスを倒して回って1周目。その後に、それらが復活してもう1周みたいな感じで、1周目なんだったの?感がある。
あとキャラの生きる・死ぬの基準が雑で、これ主人公たちいる意味ある?行動の意味なくない?みたいな感じが常にあった。
ダンジョンもほぼ同じで、敵も色が変わるだけなので、途中からは本当に作業ゲー・・。
エンディングが雑
エンディングが全然エンドしてないです。神が途中で現れて、それを倒しにいくかと思ったらそんなことはなく終了。やり込みにあるのかもですが、一応クリア後クエストもやってみたものの特に出てこず・・。(もしかしたら条件がさらに色々あるのかもですが)
あと最後の最後に余命数年になるぞ!みたいな捨て台詞をラスボスが放つも、その話の続きは特になく、エンディングになりました。
なんというか、途中で予算なくなったの?って感じがしました。
クリア後要素について
クリア後のやり込み要素について。
クエストがある
クエストが追加されます。で、それをクリアすると、レベル上限が解放されて・・という流れで、レベル99まで伸ばせます。
ただやることは同じなのと、ストーリー的には特に何もないのでただの作業。
効率的にいくならマス目の関係で2つ飛ばしでレベルアップアイテムが手に入る方(無印とSPの解放があったらSPの方)のボスを先に倒すなどをするとちょっと速くなる。
ファーマギアのコツまとめ
操作が斬新なので、ちょっと手こずる人もいそうな気がしました。そこでコツ的なものを紹介します。
囲んで殴って、ジャストガードを決めるゲー
基本的にはあんまり戦略とかは(いら)ないです。
敵にまとわりついて、攻撃されたらLで防御して、あとは攻撃を連打しておくだけです。
そのうちゲージが溜まるのでそしたらたまにユナイト(合体技)をしたりします。
敵が転んだら、すぐにレギオン(Rボタン)を押さずに5秒くらいタコ殴りにしてからRを押すのもコツで、これによりコンボゲージを貯めつつ、ダメージも稼げます。
敵の大技はZLのフュージョンで返しましょうと習いますが、ZLは即撃ちした方が結果倒すスピードは上がる感じがします。
(なんか大技もユナイトしてガードすると結構な頻度ですり抜けられる)
畑はほどほどに、牧場で育成する
畑でモンスターを育てられるのですが、バトルで使えるやつは一部だけなので、畑はそんなに重要じゃないです。
モンスターが必要数溜まるまでは周回(町で1日先へ送るがある)して、あとはアイテムを買って、牧場でレベルをマックスまで上げる方が大事。
ダンジョンでのレベルアップはプレイヤーだけっぽいのでこれも特に気にせず最短ルートで良い。
あと、お金は基本余るので牧場アイテムに全部使ってOK。(どうせ次のダンジョンクリアで貯まるため)
ダンジョンはフェアリー中心で行くと安定する
ダンジョンの構成的に、アイテムかフェアリーかモンスターかという3択を繰り返してボスまで行きます。
で、これをできればフェアリーを選んでいくと楽です。
- アイテム:アイテムを入手できる(ダンジョンでは使えないものばかり。つまり攻略中はガラクタ)
- フェアリー:ダンジョン中、モンスターやプレイヤーを強化できる
- モンスター:アイテムとフェアリーの両方が手に入るが敵が多い
こんな区分けとなっています。なので、厳しい時はフェアリーで強化すると良いです。
ちなみにフェアリーの中で言うと、
- 近接モンスターの攻撃力アップ
- 遠距離のコンボアップ、コンボB以上でダメージアップ
- ジャストガードの範囲アップ、30%ダメアップ
などが強め。モンスターの数はボス前のお店で購入するのが良い。
パーティー
パーティーもぶっちゃけ最初の4匹のままで良いです。
ただ、進化できるモンスターの関係で初期のままになってしまったら他のに買えても良いかもーくらい。
1匹だけ自身は攻撃できない(囮になるだけ)のがいて、それは避けた方が良い。
構成は近接と遠距離を多めにしておくと楽。とりあえず近接をまとわり付かせて、敵が範囲攻撃(みずたま範囲)などをしてきたら防御して、遠距離で打つなどができる。
右と下は攻撃性能があまり高くないので、状態異常やユナイトを与えられるように最低限入れておくくらいで良い。
総評:評価は★★★☆☆
全体的にちょいちょい荒いポイントが気にはなりましたが、斬新なシステムや真島ヒロ的な世界観で進む物語はまあまあ面白いなと思いました。
書いている時点でプレイして10時間ちょいくらいですが、ストーリー的にはおそらく半分くらいなので、クリアまでは20時間くらいでしょうか。
育成とRPGを同時にしたいという人には正直向かないなと思ったのですが、ピクミン的な斬新なアクションRPG(自分は戦えない)をしたい人にはおすすめです。
ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
ではまた。良いゲーマーズライフを。