前回ポポロクロイス物語の続編・リメイク情報を書かせていただいた、ジャスミンと申します。
縁あって2回目の寄稿をさせていただくことになりましたが、今回紹介するのはシリーズの中でも異色と言われている「ファイナルファンタジータクティクス」というシミュレーションRPGです。
シリーズ全体で1億5900万本以上の累計出荷数を誇る人気があるファイナルファンタジーは、世界中にファンがいることでも有名ですよね。(2020年時点)
世界最多のタイトル数でギネスに認定されたシリーズではありますが、戦闘システムがまったく違うタクティクス。
- ファイナルファンタジーシリーズが好きだが、まだ未プレイ
- シリースの中でもジョブチェンジできるゲームで遊びたい
- PRGも好きだが、戦略を駆使するシミュレーションRPGが好き
こんな人におすすめなので、どんなゲームなのかをしっかりと解説していきます。
戦略を駆使するゲーム性と濃いシナリオの両方を楽しみたい人は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
◆FFシリーズのスマホアプリが出た!
ファイナルファンタジーシリーズでおなじみの
『キャラクターCG』と『昔ながらのドット絵』が融合したRPG
ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス!!
マンガUPにて咲キャラたちがFF14ゲームをプレイする漫画「咲とファイナルファンタジー14」が連載!!
ファイナルファンタジータクティクス (FFTA)とは?戦略ボドゲ風のシリーズ外伝です。
発売当時は「ドラクエ派」と「FF派」に分かれるほど人気があり、国内2大RPGと称されている人気シリーズの外伝に当たる作品のタクティクス。
ファイナルファンタジーⅦとⅧの間に当たる1997年6月に、スクウェア(現 スクウェア・エニックス)から発売されました。
舞台はFFⅫよりはるか未来の物語という位置付けで、良作のファンから「文明が破壊するほどの大災害とは」とさまざまな考察がされています。
タクティクスはシリーズの中でも異色と呼ばれ、操作性やストーリーが当時話題になりました。
日本だけで134万本の売上本数を誇る人気ゲームですが、PRGからの派生作品ということもあり評価はクッキリ分かれます。
最初に結論からお伝えすると、普通のPRGでは物足りない人にもおすすめできる良作とも言えるゲームです。
そんなファイナルファンタジータクティクスの
- 4つのゲームが組み合わさりできたタクティクスの基本情報
- 人間の葛藤を繊細に描いたストーリーと世界観
- 戦略がカギとなる戦闘システム
を、詳しく解説していきますね。
タクティクス系でいうと、オウガバトル64とかも有名。
ファイナルファンタジータクティクス(FFT)の基本情報
ファイナルファンタジーシリーズといえばRPGの印象が強い中、タクティクスはシリーズ初のシミュレーションRPGです。
これから紹介する4つのゲームシステムを掛け合わせて誕生したのが、ファイナルファンタジータクティクスなんです。
- タクティクスオウガ(SFC)
- ファイナルファンタジー
- ファイナルファンタジーⅢ
- ファイナルファンタジーⅤ
男性固定ジョブや女性固定ジョブもあり、さまざまな条件をクリアして上位ジョブへチェンジしていくのが本作の醍醐味。
のちほど戦闘システムを紹介していきますが、複雑な戦闘システムのため慣れるまでに相当な時間を要します。
後世の歴史学者が真実を紐解いていくという体裁なので、過去のできごとを主人公の視点で回想しています。
とはいえ、過去のできごととは思えないほどしっかりと作りこまれた内容なので、まるで今起きている問題を解決しているかのような感覚になりますよ。
ダークな人間模様を描くストーリーと世界観
ファイナルファンタジーという作品名ながら、ファンタジー要素よりも登場人物の心の葛藤が濃く描かれています。
イヴァリースという国の「獅子戦闘」という内乱が本作のシナリオですが、さまざまな人物の思惑が交差しています。
階級主義社会だからこその貧富の差や覇権争い、仲間の裏切りなどが描かれ、ストーリーの内容はかなり重いです。
タクティクスとは「戦略・かけひき」という意味なので戦闘システムだと思いがちですが、登場するキャラクター達の感情も込められたタイトルではないかと感じています。
そんな葛藤や思惑が交差するなかで主要となる、3人の登場人物をサクッと紹介していきますね。
ラムザ・べオルブ | 本作の主人公で、名門貴族の末弟。 見習い戦士だが、自分の正義を貫くため異端者と言われても戦い続けている。 |
ディリータ・ハイラル | ラムザの親友で、構成において獅子戦争を終結させた英雄王と語り継がれている。 「利用できるものは利用する」と、ある出来事をキッカケに親友をとは別の道へ…。 |
アルマ・ベオルブ | 主人公の妹であり、獅子戦争勃発後対立勢力に拉致されてしまう。 のちに神の生まれ変わりだと判明し、また連れ去られてしまう。 |
味方だけでなく敵までが魅力的なキャラクター設定で、それぞれの感情が描かれています。
今回他のキャラは詳しく解説しませんが、ぜひプレイして魅力に触れてみてくださいね。
ネタバレになるのでエンディングはお話ししませんが、衝撃的なほどダークな幕引きです。
ファンの間でも賛否や考察が飛び交うほどのラストでしたが、17年の時を経て公式に真実が発表されました。
脚本を手掛けた松野氏の発表ということもあり話題になりましたが、先にプレイして自分なりの考察を考えてみてくださいね。
通常のRPGとは違う面白さがある戦闘システム
ファイナルファンタジーといえば自由に移動ができ、自分で移動しなくてはいけないですよね。
タクティクスはマップ上に目的地が表示されているので、迷うことなく目的地にたどり着けます。
とはいえ、経由地点でのバトルが発生するので、なかなか思うように目的地までたどり着けないのも本作の魅力の1つ。
シミュレーションPRGはマス目上に配置したキャラを動かしながら戦うので、好みがクッキリわかれるのも本作の特徴です。
そんなファイナルファンタジータクティクスの戦闘システムを、もう少し詳しく解説していきますね。
- 敵味方問わず行動力100になったら動けるチャージタイムシステム
- 魔法の詠唱状態は無防備になるチャージタイムの概念
- 高低差がある3Dマップ
- 20種類の汎用ジョブ(ジョブチェンジ可)
- 右手・左手・胴・頭・アクセサリの5つある装備品を自由に変更可能
- 戦闘不能になるカウントダウン方式採用
- 主人公が戦闘不能になるとゲームオーバー
戦闘システムが複雑なので、慣れるまでに時間がかかります。
にもかかわらずキャラの育成段階である序盤の敵が強いので、根気よくセーブとリロードを繰り返していくしかありません。
逆に言えば戦闘システムさえ理解すればサクサク進められるので、まずはシステムの把握と戦術をしっかり立てて序盤を乗り切る工夫が必要です。
FFタクティクスの思い出。大人になってわかる魅力とは?
少し重めのストーリーながらも操作が簡単なので、当時小学生の私でも楽しみながらゲームを進められました。
ただ、きちんと戦略を練らないと移動先で全滅することもあるほど難しく、何度心が折れたことか…。
反則的な敵の強さでクリアまでに相当時間がかかりましたが、戦略を練りながらゲームをするのはタクティクスならでは。
そんなファイナルファンタジータクティクスの5つの魅力を、サクッと紹介します。
- グラフィックは可愛いが戦略的な戦闘もあり、男女どちらにもウケる
- キャラ編成の自由度が高く、育成も面白い
- ジョブチェンジするための条件をクリアする楽しさ
- クリア後にはディープダンジョンに挑戦できる
- 密猟システム(倒したモンスターがアイテムに変化する)があり、やりこみ要素が強い
これだけでも楽しめる要素が十分揃っているのですが、さまざまな人間関係や思惑を描くストーリーも魅力的です。
それぞれが葛藤を抱きながら前に進もうとする姿、今も名言として残る「正義とはそれを語る者によってころころと変わるものだ」の意味。
大人になったからこそ、心に刺さる名言が散りばめられています。
平和な世界で生きているからこそ、自分の正義を貫く凄さをゲームから感じ取ることができますよ。
FFタクティクス(FFTA)のリメイク・続編情報まとめ
1997年に発売され、リメイクや続編を発売しています。
とはいえ、ファイナルファンタジータクティクスが完全に移植されたのは獅子戦争だけで、それ以外のタイトルは世界観やストーリーがガラッと変わります。
タイトル | 発売年月日 | ハード |
ファイナルファンタジータクティクスアドバンス | 2003年2月14日 | GBA |
2016年3月30日 | Wii U | |
ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 | 2007年5月10日 | PSP |
ファイナルファンタジータクティクスA2 封穴のグモリア | 2007年10月25日 | DS |
ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 | 2011年8月4日 | iOS |
2013年2月14日 | Android |
「スマホ版は操作性がイマイチ」と言われているので、ゲームに集中したい方にはPS版かPSP版でプレイすることをおすすめします!
それでは、リメイクでの相違点や続編情報を、サクッと紹介していきますね。
PS版とPSP版「獅子戦争」の相違点
ストーリーや操作性はまったく変わらず、以下の5つの要素が追加されたのが相違点です。
- 12種類のムービー追加
- 12種類の追加エピソード(うち8種類は戦闘あり)
- 4名のキャラクターを追加
- ユニットの最大数が16名から24名に増加
- PSP版は通信対戦が可能
感情移入するほどのムービーだったので、12種類追加されただけでもプレイする価値は十分あります!
ユニットの最大数も大幅に増えたので、育成させた好きなキャラを手元においておけるのもPSP版の良さです。
たまねぎ検視や暗黒騎士などの新キャラも追加されたので、1度プレイした人でも十分に楽しめる要素が満載です。
PS版↓
PSP版↓
ファイナルファンタジータクティクスアドバンス(FFTA)
操作性や育成システムはタクティクス同様だが、登場人物やストーリーが一新された作品。
そのため、タクティクス未プレイの人でも十分楽しめる内容になっています。
キャラクターは人間だけではなく異種族も追加され、各々が抱えるコンプレックスと対峙し成長していくストーリーです。
続編の位置づけということもあり賛否はありますが、ファンから「屈指のストーリー」といわれるほど作りこまれた世界観。
FFTA独自のロウシステムというものが存在し、戦闘ごとに「〇〇禁止」など縛りプレイを強要されます。
違反するとデメリットがあるので守らなければいけませんが、ロウシステム独特の楽しさが高評価へと繋がっています。
「ファイナルファンタジー」「タクティクスの続編」という概念を持たなければ十分楽しめる内容なので、購入の際はその部分も検討してみてくださいね。
ファイナルファンタジータクティクスA2 封穴のグリモア(FFTA2)
FFⅫ、FFTに続くイヴァリースが舞台となる本作は、夏休みに本を読んでいたら異世界に飛ばされるという設定です。
FFTAの続編ですが、一部のキャラしか登場しないため繋がりはありません。
ただしFFTA同様ロウシステムがあるので、それを楽しいと感じた人におすすめのゲームです。
FFT同様「ありえないレベルのボスがいる」「サブクエストの充実」などのやりこみ要素があるので、長時間1つのゲームを楽しみたい人向けかもしれません。
終わりに。続編よりもファイナルファンタジータクティクス(FFTA)が1番おすすめ
ファイナルファンタジータクティクスの魅力や続編情報をお伝えしてきましたが、未プレイの人にはダントツでタクティクスがおすすめです。
ここまで魅力的に作りこまれたキャラクターが展開していくストーリーは珍しいので、終わる頃には虜になってしまうこと間違いなしです!
人間らしさを前面に押し出しているので、ストーリーだけでも十分見応えがありますよ。
しっかりやりこむと軽く50時間はかかってしまうので、まとまった時間のあるときにプレイするのがおすすめです。
PSを手放してしまった人は、PSP版の獅子戦争をぜひプレイしてみてくださいね。
今は中高生4人のママとして忙しいためゲームはしていませんが、寄稿記事を書いているとゲームしたい欲求が強くなってしまいます(笑)
熱中すると抜けられない性格なのか、ゲームを卒業した現在はアイドルにドハマりしています。
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